サイコパスは25人に1人

今回の作品のテーマに大きく携わってくる障害です。

『人間は不完全なのである。』（予告参照）

反社会性障害の一種で、サイコパスの本当の意味は

『良心がない人間』を指します。

良心が育たなかった。とか、善悪がわからないというレベルで無いのです。

生まれつき、良心が備わっていないのです。

実は、私達の脳には良心を感知する部分があり、サイコパスは前頭葉の障害なのでは無いかと言われています。

つまり障害なのです。アスペルガー症候群、ダウン症、性同一性障害など、様々な障害のうちの一つなのです。

そして、このサイコパスという存在は私達の中に普通に存在しています。

アメリカでは25人に1人、日本だと100人に1人と言われています。

普通に存在しているのです。

サイコパスには定義があります。

良心が異常に欠如している

他者に冷淡で共感しない

慢性的に平然と嘘をつく

行動に対する責任が全く取れない

罪悪感が皆無

自尊心が過大で自己中心的

口が達者で表面は魅力的

です。

今回のテーマのうちの一つに入れたのは、もちろん出会ったからです。しかも二人。

僕は人間が不完全であるという言葉に、サイコパスは深く関わっていると思います。

人間って、こんなに出来上がっていないんだなぁ。ハリボテなんだなぁと思ったのです。

みんな人を傷つけるのに、こんなに悩むんだな、苦しむんだな。

なのになぜ傷つけるんだろう？

僕は今回の作品で、人は不完全だけども、それでも強く美しく生きているんだということを出していきたいです。