コレの一体何が面白いのかよく分からないんだけれど、という人がいる。
少ない再生回数の中で、この動画だけはよく見られている。
そんなことを言わないで欲しい。僕も分からないからだ。
この劇自体、劇というよりは悪ふざけだ。
一人劇とつけたが、劇ではない。悪ふざけである。
本当の一人劇はこっちだ。
みんなこっちを見てくれないか?と言いたくなる。
そもそもオッペケ丸を作ろうとした経緯は、とあるCMだ。
金髪のアイドルが、よく分からない宇宙空間のセットで、突然朗読を始めたのだ。
それを周りが天才だと無理矢理祭り上げる様。
「何これ、ウケる。」と思ったので、僕もすごい真剣な顔で、ふざけた朗読をしようとしたのが始まりだ。
最初は桃太郎をめちゃくちゃ真剣に読み上げて、そのあと満足気な表情をするというものだったが。
面白くないのだ。全く持って。
じゃあ仕方がない。昔話で、なんとか丸と出てくるから、桃太郎をオッペケ丸に変えて読もう…と読み上げたのだが。
全然面白くないのだ。
この企画が終わる…と思い色々考えた時に。
そうだ!すんごいナルシストな奴が読むっていうのはどうだろう?と試してみた。
すると、ちょっと面白くなったのだ。
だったら、朗読する前に、ナルシストなアドリブをかまそうと思ったら、
そっちの方が面白くなってしまったのだ。
そしたら10分以内に終わらせるはずが、朗読劇を含めると15分近くかかるので、
じゃあもう朗読すんのやめよ…と、オッペケ丸の台本自体なくすという設定にしたのだ。
朗読劇を面白くする為に散々考えたのに、結果アドリブしかしないという悪ふざけ 笑
だから、あの動画はアドリブなのである。
要所要所は決めておいて、後は出たとこ勝負で舞台に立ったのだ。
ちなみに、悪ふざけで舞台に立つのは絶対に面白くないと思い、朗読用のファイルにはこだわった。
黒いファイルの方が行業しくて、これから何か特別な事が始まる雰囲気を醸し出すからだ。
さらに使っていって、ボロボロになればなお味が出るようにまで考えた。
そういった観点を踏まえて、もう一度あのオッペケ丸を見てほしい。
やっぱり悪ふざけなのだけれども 笑
吉澤伊織のHP
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