孤独なカメラ旅 in 鎌倉6

あらすじ
白髪のワックスをつけた33才のおじさんが、女役で「私はコウちゃんが大好き!」と叫ぶ為に、
鎌倉の街を2時間、さまよい歩き、ついに撮影地には辿り着いた。
コレは…綺麗だ!鎌倉にこんなトコあったんだ!
見てください、皆さんこの景色!
こんなにステキな鎌倉の何気ない民家の風景と海が撮れるなんて!
しかも人がほとんど通らない!最高じゃないか!

そりゃ、そうだよ!

なんか先に行っちゃいけなさそうな細い坂道。
「この先行き止まり」の看板!

その坂の先には10棟くらいの一軒家が並んだ民家!

住んでる人しか行かんわ!

最高だよ。

ここだってどこだと思う?
「関係車両以外、駐車禁止」と書かれた駐車場です!笑

アウトだよ。怒られたら何も言い訳できないよ。

だがしかし、三脚を立てる!カメラをセットする!
荷物を置く!

時たま人や車が通る!
「何やってるんだあの人は。恐いから近づくのはやめよう。」という顔。

私が声を大にして言いたいのは、
「私は普通だ。まともだ。」
なのだ。

何をしたらいけない事なのか?人としての礼儀とか、常識とかは人並以上に気にするのだ。

だがしかし、その常識内で良い作品が出来ないのも知っているのだ。

だから私は心を殺して撮影に望むのだ。

「私は、コウちゃんが…だーーいすき!」

…はい、カット!
「何やってんだ俺は…ちくしょう!」

スマホでリモート撮影をストップしている写真。

こんなに不機嫌な顔してたんだ…。
とビックリしました 笑

クッソ怒ってる 笑
何に対してなんでしょうね?自分?笑

次回が鎌倉の撮影旅、最後です。

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