一人劇の醍醐味は何か?
「この人、頭イカれてる。」だ。
そもそも一人劇なんて皆んなやりたがらないのだ。
台詞の量が尋常ではない程多いし、一人劇をやるのはせいぜい10分以内の短編で「どう?僕凄いことやってるでしょ?」アピールくらいなのだ。
第一、一人劇ではなく一人芝居と呼ぶそうだ。
ある時、よくわからない劇団のおっさんが「劇は大舞台で華やかにやるものだ。一人は芝生の上でも出来る芝居なんだ。」と言っていた。
黙れ!つまらない劇やってる人間がエラそうに語るな!と、僕は一人劇を名乗り続けてる。
だから僕しかいないのだ。
自分で脚本をやって、音楽つくって、絵を描いて、撮影をして、それをプロジェクターに流して、そして何役も演じる。
ワガママの極みなのだ。
その極みの一例がコレだ。
冒頭が絵本から飛び出す絵本みたいなのから始まる。
そして途中で自作のBGMの中で喋ったかとおもったら、そのままギターを持って吹き替えの台詞に対してBGMを弾き始め、さらに歌う。
そして最後は自作のPV付きエンディング曲。サビでは自分のアップ映像。
頭にウジが湧いてるとしか言いようがないのだ。
ちなみに僕の頭の中はこうだ。
「イカれてる男を、皆んなどんな気持ちで見るのだろう。」
面白そうという言葉一点のみだ。
だから一人劇は「一体、この人は何をしでかすのか?」で見てほしい。
吉澤伊織のHP
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